先輩社員の声VOICE
周りを頼る大切さ。
- 半導体プロセス開発
- 2021年入社
コーデンシに入社を決めた理由は?
大学でイオン照射を使った研究をしていたので、学んだ知識が活かせることと、デバイス・テクノセンターに見学に行った際に半導体の製造工程を見て面白いなと感じたことが入社を決めた理由です。また、会社説明会やインターンシップで感じた社内の雰囲気の良さも魅力のひとつでした。
現在の仕事内容を教えてください。
シリコンウエハ上に開発されたICチップの良否判定する為に、1チップ単位でプローブ針を接触させ、電気的・光学的特性の検査を行っています。製品ごとに検査内容が異なるため、各製品に対してテスト回路の検討やテストボードへの回路の実装、測定用プログラムの作成などを行い、専用装置(プローバーやテスター)を使用して、1チップずつ切り分けた(ダイシングした)ときに不良品が一目で分かるようバッドマークを打ったりしています。
仕事のやりがい・楽しいと感じる時は?
テスト回路が複雑になり検査項目が多くなる時は、テストボードへの回路の実装や測定用プログラムの作成にかなり時間を要します。これらの準備がすべて整い、半導体のテストを行った時にエラーが出ず理想の値が出力されたときはとても嬉しく思います。
ある1日のスケジュールONE DAY SCHEDULE
8:00 | 始業・スケジュール確認 |
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8:30 | 量産品のウェハのテスト結果確認・不具合対応 |
10:30 | 試作品のウェハの測定用プログラム作成 |
12:00 | お昼休憩 |
13:00 | 試作品のウェハをテスト |
15:30 | テスト結果を分析・まとめ |
16:30 | 設計グループへ結果を共有 |
17:00 | 終業・帰宅 |
社会人になって感じた仕事の難しさとは?
スケジュール管理が難しいです。私が所属している課は量産品と試作品をどちらも扱うので、量産品で不具合があった場合はその対応を第一に行う必要があり、予定していた試作品の評価が出来なくなってしまうことがあります。ですが、試作品の評価にも希望納期がありスケジュールを立てて効率的に仕事を行わないと仕事が溜まっていきます。スケジュールを立てて各仕事にかかる時間を把握しておくことで急な仕事が入っても先に処理しないといけないことが分かり効率的に仕事ができます。
失敗談と乗り越えた方法を教えてください。
仕事に慣れてきたころ、半導体ウェハを検査する装置の電源を入れた状態で作業してショートさせてしまい、装置内の基板の一部を故障させてしまったことがあります。故障させてしまうと基板が修理できるまでは装置が停止するので生産に支障をきたします。この時は設備担当者に協力していただき、早急に装置を復旧することができました。これを機に問題が起きたときは一人で解決しようとせず先輩や上司、時には他の部署に頼ることも大切であることを学びました。
入社前と入社後のギャップ
入社前は一つのプロジェクトを同じ課の人たちが複数集まってチームで仕事を進めていくというイメージを持っていましたが、実際仕事をしてみると各プロジェクトに担当が割り振られ、担当が他部署と連携して仕事を進めていくため、一人で仕事を進めることも多いです。
学生時代のどんな経験が
活かせていますか?
学生時代は専攻の物理だけでなく化学や情報など幅広く学んでいました。なので、物理の知識はテスト回路の検討に、化学の知識は半導体の構造の理解に、情報の知識は測定用プログラムやマクロ作成に活かせています。