先輩社員の声VOICE
気軽に相談できる環境。
- 半導体チップ設計(IC)
- 2018年入社
コーデンシに入社を決めた理由は?
コーデンシが開発している光センサは、IoTやセンシング技術が進歩し続けている世の中で、絶え間なく需要があり、これから先も社会に貢献できる企業だと感じたので、入社を決めました。
加えて、京都に本社がありそこからの転勤もない為、今後の人生設計もしやすいというメリットもありました。
また学生時代は工学を専攻していたので、その知識を少しでも活かしたいという思いもありました。
現在の仕事内容を教えてください。
設計された回路図を元に、抵抗やトランジスタなどの電子デバイスの配置位置やそれらの配線について性能への影響を検証しながら配置する、ICチップのレイアウト設計を行っています。
この他にも、ICチップの回路設計や、完成したICチップが実際に想定通りの性能が出せるかどうかを確認する評価も行っています。
また重要な評価設備の使い方の標準化や運用管理に取り組んでいます。
仕事のやりがい・楽しいと感じる時は?
回路を設計する上で、理論通り設計しているつもりでも、想定と異なる動作になることがあります。その時に原因を追究、対処案を検討、その案を回路図に反映させた後、想定通りの動作を確認できた時は達成感を感じます。その対処案を検討する際も一人だけで考え込むのではなく、先輩やチームの方に気軽に相談できる環境にあるので、抱え込みによる辛さなどはなく、程よい達成感を感じながら楽しく業務に取り組んでいます。
ある1日のスケジュールONE DAY SCHEDULE
8:30 | 出社、朝礼、メール確認 |
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9:00 | チーム内で個人の業務進捗、予定の確認 |
9:30 | ICチップの評価と結果まとめ |
12:00 | お昼休憩 |
13:00 | 掃除、回路図のレイアウト |
16:30 | レイアウトの現状の状況を先輩に共有、相談 |
17:30 | 本日行った業務の整理、日報の作成 |
18:00 | 退社 |
社会人になって感じた仕事の難しさとは?
設計根拠についてや、シミュレーション結果、評価結果に対する考察などを自分の言葉でしっかり説明する、分かりやすく資料にまとめるということが難しいと思うことがあります。
エンジニアとして基礎的なことではありますが、明確な根拠を述べたり、評価結果を共有する際に、聞き手に分かりやすく伝えるというのは、非常に大事な能力であると思います。
失敗談と乗り越えた方法を教えてください。
回路設計時のシミュレーションにて、想定と異なる結果が得られたときに、結果の整理をせず、次々と条件を変えシミュレーションを実行してしまい、結果的に何が分かって何が課題なのかが分からなくなってしまうときがありました。
1つ1つのシミュレーションに事前予想を立て、出てきた結果に対してはしっかり整理、考察してから次のシミュレーションを行うという正しいフローをメモし、それを目に見える位置に貼っておくことで、上記のような失敗はなくなりました。
入社前と入社後のギャップ
「IC設計」と聞くと、毎日各々が黙々と回路設計やレイアウト設計をしているイメージでしたが、情報共有や課題解決に向けた会議も頻繁に行われており、思ってたよりも活気があるなと感じました。また個人の案件でもチーム内に情報共有することで、チーム全体でサポートもしてもらえるので、個人ではなくチーム全体で案件に取り組んでいる空気感が良いと感じています。
学生時代のどんな経験が
活かせていますか?
学生時代に培ってきた物事を考えるという力は、今のIC設計に生かせてると思います。研究室で実験を行う際も、事前に予想し、結果について考察、それを次にフィードバックするという流れも、今のIC設計と同じような流れなので、役立っていると思います。